逆転の発想で科研費申請書を書く:「やってはいけない書き方」を知るストラテジー(ウェビナーやります)

「科研費申請書は、専門外の人にも読めるわかりやすい書き方をしましょう」––。申請書の書き方でよく言われることですが、それができたら苦労はしない、という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。ここでは逆転の発想で、「してはならない書き方」、つまり「わかりづらくなる書き方」を避けることで、読みやすい採択される申請書に近づけることを目的としたウェビナーを開催します。日程は、当サイトで随時、アップデートしていきますが、直近は7月27日(土)、28日(日)に開催します。集団で参加するウェビナーのほか、個別形式も対応します。こちらは、ご利用者の方のご都合に合わせて選べます。

科研費申請書の書き方を改善する伴走型支援を始めて、5年になります。文章で苦労される先生方からご相談を受けて、申請書を深く読み込むことが習慣になり、これまで80件を超える申請書をお預かりしてきました。気づけば、「やってはいけない書き方=伝わらない書き方」の事例が私の経験として蓄積されてきていました。

不思議なことに、わかりづらい書き方や読みづらい申請書には、多くの共通点があるというのが、80件超の科研費申請書とがっぷり組んで向きあってきた実感です。「わかりやすく書く」ことは出来そうで出来ないという方は結構いらっしゃると思うのですが、少なくとも「やってはいけない書き方」を知っておけば、それを避けることができます。むしろ、やってはいけない書き方を知ることは、わかりやすい文章を書けるようになる入り口にもなると考えています。

そこでウェビナーでは、「よくある、しかし『やってはいけない』書き方」をお示しして、なぜやってはいけないのかを分析しつつ、それを避けるための方法論を紹介します。文章を「わかりやすく書く」のは容易ではありませんが、ここでの戦略は、避けるべき「よくある、わかりづらい書き方」を知ることです。そうすることで、わかりづらい文章の書き方に知らぬ間に陥ることは回避できます。

そのうえで、論理的な構造の文章を書くのに適した「パラグラフライティング」についてご説明します。ただ、ハウツーだけを知っても、ご自分の研究を落とし込む上ではまだハードルが残っている状態です。以下↓で紹介するパラグラフライティング補助シートを参加者全員に提供しますので、ウェビナーではこの補助シートを使いながら、参加者の皆さんが各自、ご自分の研究を埋めていくところまで行います。こうすることで、ウェビナー終了時には読みやすい、採択される申請書の骨格が出来上がっていることを目指します。

参加を申し込まれた方には、私がこれまで80件超の申請書に関わってきた経験をもとに作成したマテリアル(①自己診断シート、および②パラグラフライティング補助シート)も配布します。ウェビナーでは配布資料を使いながら、それぞれの参加者の方が科研費申請書の骨格を作り上げることを目指します。

参加費用は8,800円、個別対応は16,500円(いずれも税込)となります。YouTubeでさまざまな動画がタダで見られる昨今、「有料なの⁉️」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ここで紹介するのは、当方がご依頼者の方のために時間をかけて取り組み、かつ工夫してきたことの蓄積の対価として提示しております。文章を書くことを生業にしている者としての方法論を、ここで共有します。

日程は、当サイトで随時、アップデートしていきますが、直近は7月27日(土)、28日(日)に予定しています。個別対応をお申し込みの方には、ご都合に合わせたスケジュールをお選びいただけます。

Previous
Previous

科研費申請書の無料トライアルを再開します

Next
Next

生成AIについて、科研費申請支援の伴走者プロジェクトでは一切使用しておりません/無料トライアル再開しました(7月29日追記)